出産準備応用編・マンガのダウンロード
陣痛の合間にお勧め!電子コミックス
分娩時間は人それぞれですが、初産の人の陣痛は長引く傾向にあります。入院してから数時間や下手すると丸一日以上待ち続けることも。特に無痛分娩や和通分娩の人たちにとってもおすすめなのが電子書籍のダウンロード!出産準備の一環としてぜひ、電子書籍のダウンロードをしておいてください。
なぜコミックスか。小説の短編集でもよくない?と思われるかもしれませんが、小説などの細かい字が多いものは結構疲れるんですよね。そして、想像力を働かせるのもつかれる…。だからこその漫画!!
でも、漫画だからと言ってもなんでもいいわけではないのです。
- 陣痛の合間にお勧め!電子コミックス
- 避けたほうがいい漫画
- 巻数が多い漫画
- 出産のトラブルなど、不安になる漫画
- 泣いてしまう漫画
- オンラインのレンタル
- おすすめ漫画
- 何かと参考になりそう
- 気楽に読める!懐かしいけど新しい
- 手軽に1冊だけダウンロードしておきたいあなたに
避けたほうがいい漫画
巻数が多い漫画
あまりに巻数が多い漫画だと、お産が思いのほか早く進んでしまったときに、「面白い漫画なのに!残り18巻もあるよ~!いつ読めばいいの??」となってしまいます。そのため、もし2,3冊しか読まずに出産したとしても、育児の合間にちょっとずつ読めば読み切れるものや、途中でやめても面白い1話完結型の漫画のほうがいいです。
出産のトラブルなど、不安になる漫画
コウノドリは面白い漫画なのですが、出産間近に読みたい漫画ではなかったです。もしトラブったらどうしよう…と不安になるんですよね。そして、赤ちゃんが不幸な目に遭う漫画も気持ちが暗くなるのでNG!
泣いてしまう漫画
看護師さんが様子を見に来た時に大号泣しているのは心配されちゃいますよね。「漫画読んでいたせいです」とは恥ずかしくて言いづらいですし!なので、泣ける系は避けるのがベスト!
オンラインのレンタル
病室によって電波が通じにくくなることがあるため、オンラインだと読めない!ということもあり得ます。なので、アプリでダウンロードできるものがベスト!kindle、楽天KOBO、ebookjapanで提供している者を中心にピックアップしてみました。
おすすめ漫画
続きを読む産褥期に娘さんのお世話をするお母様たちへ(2)
育孫に関する心構え
昔は育児に関する情報は、自分の親や祖母、先輩ママさんたちから取得していましたが、現代では育児方法について様々な研究が行われ、最新知識が産院や役所の母親学級、雑誌、インターネットなどから得られるようになりました。
そのため、お母様たちが「育児はこうするのが常識」とか「赤ちゃんにはこうしたほうがいい」という価値観や善意とは異なる行動を娘さんたちがとるかもしれません。
ですが、お孫さんの母親は娘さんです。
娘さんに育児を任せてください。
本人が色々やってみてうまくいかないときに、経験に基づく知恵を授けるのはいいかもしれませんが、娘さんは必ずしもそれを実行するとは限りません。そうだとしても、怒らないでください。自分で試行錯誤したいのです。
今と昔はこんなに違う
昔の常識と今の常識は大きく変わりました。娘さんは今のスタイルしか知らないと思いますし、年代によって育児方針が多少違うので、自分の母親に対してどう説明すればいいかわからないでしょう。ですが、一般的な育児方法の違いにはこんなことがあります。
お風呂編
昔 沐浴上りには白湯
今 赤ちゃんのタイミングに合わせて母乳又はミルク
赤ちゃんの胃袋はとっても小さく、白湯を与えてしまうとその分の要領が栄養のない白湯に取られてしまい、母乳やミルクを十分に飲めなくなります。お湯の温度はぬるめですし、沐浴そのものを「手早く、赤ちゃんを疲れさせないようにスピーディーに」という風に言われているので、そもそも白湯で水分補給をしないといけないくらい脱水状態にはありません。
昔 赤ちゃんの沐浴はベビーバスに沐浴液を入れ、丁寧にガーゼでこすって洗う
今 洗面台のシャワーなどの流水で洗い、指の腹で優しく泡たっぷりに洗う
赤ちゃんの皮膚はとっても薄くデリケートです。沐浴剤を使って洗った場合、洗い残しが皮膚に残り、皮膚が荒れてしまいます。また、ガーゼでこするのも大人に例えればたわしでごしごし擦るようなものです。
泡たっぷりの赤ちゃん用のシャンプーを使い、指の腹で優しくなぞるように洗うくらいで十分です。
最新の研究では、アレルギーは肌の傷口から異物が体内に取り込まれることで起きやすくなるということが分かってきました。そのため、赤ちゃんの肌の負担をより少なくすることが重要とされており、泡はシャワーヘッドからの流水で流すくらいがちょうどいいと言われています。
昔 お風呂に入れる時は赤ちゃんの耳をしっかり押さえて耳の中にお湯が入らないようにする
耳をめがけてシャワーをかけない限り、耳の穴の中に水が入ってしまうことはありません。ですので、耳を抑える必要はありません。上記の動画でも特に耳をふさぐシーンはないですし、もし水が多少耳の溝に入ってしまっても綿棒で拭き取れば問題ありません。
昔 へその緒はアルコール消毒する
今 沐浴から上がったら、綿棒で水分を拭きとって乾燥させる
赤ちゃんのへその緒、昔はアルコール消毒をしていましたが、いまはベビー綿棒などの細い綿棒でぐりぐりと沐浴でついた水分を拭き取ります。片方の手でおへそ部分を広げながら拭き取ると、へその緒とお腹の皮膚の隙間についた水分をとることができます。おむつでへその緒を覆わないように、おむつのおへそ部分を切り取るか、あるいは折り返して使います。
昔 お風呂上がりの赤ちゃんにはベビーパウダー(シッカロール)をかける
今 お風呂上がりの赤ちゃんには赤ちゃん用の保湿ローションや白色ワセリン(プロペト)で保湿する
赤ちゃんのお肌のケア方法はこの数年でがらりと変わりました。先ほど述べたように、赤ちゃんのスキンケアはアレルギー予防等にとっても重要視されています。ベビーパウダーは赤ちゃんの首の間や太もものしわに入り込んでしまい、皮脂と混ざって肌にダメージを与えかねません。ですので、お風呂上りにはローションなどで保湿するだけで十分です。
ミルク・母乳・食事編
昔 母乳よりミルクのほうがいい
今 母乳でもミルクでも、生後半年間はそれだけで十分な栄養があります
母乳でもミルクでも、赤ちゃんが必要とする栄養素は十分含まれています。完全母乳よりも混合のほうがいい、ということはありません。
また、逆にミルクよりも母乳のほうが優れている、というわけでもありません。確かに、母乳には解明されていない栄養素が含まれていることがありますし、粉ミルクはアレルギー持ちのお子さんには危険だったり便秘しやすくさせたりということはありますが、いろんな事情でミルクを足さないといけない場合、完全ミルクにしないといけない場合がありますので、「ミルクはかわいそう!」なんて言わないでください。産褥期は疲れてますし、ホルモンの急激な変化で心が不安定です。
昔 果汁でビタミン補給しないと赤ちゃんの栄養が足りない
今 果汁は1歳過ぎまで飲まない。生後半年くらいまでミルク・母乳で十分
生後半年までは母乳やミルクのみで十分栄養が取れています。果汁は糖分が多く、脂質、タンパク質、ミネラルなどがほとんど含まれていません。果汁を飲むことによって、母乳やミルクを飲む量が減ってしまいますし、消化器官が未発達な赤ちゃんが果汁を飲むとうまく成分を消化できず、健康状態が損なわれたり、アレルギーが出たりすることがあります。果汁はいりません。母子手帳にも果汁についての記載が2007年で削除されています。
昔 乳首を消毒してから授乳する
今 乳首は消毒しなくていい
赤ちゃんはお母さんの皮膚から常在菌という雑菌を取り込むことによって元気になります。また、新生児期は授乳が頻繁で、まだ授乳に慣れていないデリケートな乳輪や乳首が消毒によって傷つきやすくなるため、授乳の際は特に消毒する必要はありません。
衛生面については毎日シャワーを浴びていれば問題ないです。
昔 母乳を上げる時は15分で切り上げる
今 赤ちゃんが満足するまで上げ続ける
赤ちゃんは満腹になったり、母乳が出なくなったりしたら、自分から乳首を離します。入院中の授乳指導で娘さんは片方の胸から5分~10分ほど授乳し、赤ちゃんのげっぷを出して、それからまた同じくらいの時間を反対側の胸から授乳するように言われているはずです。うちの母は「合計15分まで!」とずっと言い続けており、母乳外来で「赤ちゃん自身が満足するまで上げ続けていいのよ」と言われてることを伝え続けても「甘やかしだ~」「スポック博士は~」「赤ちゃんの自立心を~」とかたくなに言い続けていました。
昔 授乳は斜めに抱きかかえるだけでいい
今 いろんな方向から吸ってもらうことで乳腺炎を予防する
新生児は吸う力がまだ弱いため、顎と上唇のある位置の乳腺からは母乳をよく吸うことができますが、それ以外の乳腺から母乳が出にくくなります。そのため、授乳クッションなどを使って、いろんな角度から吸わせることが重要になってきます。
昔 乳腺炎になったらじゃがいもやサトイモをすりおろしたものを湿布にする
今 生の野菜には食中毒菌がついている場合がありますので、市販の湿布や保冷剤で
大人の人が摂取しても問題ないわずかな菌でも、生まれて間もない赤ちゃんにとっては命の危険を招くこともあります。そのため、昔ながらの生野菜を使った湿布は使わず、市販の例湿布や保冷剤を使用します。
というか、乳腺炎になりかかっていたらいろんな方向から赤ちゃんに吸ってもらえるように、授乳クッションや座布団などを使って吸わせたり、母乳外来で指導を受けてマッサージを授乳前に行ったりする方がいいかもしれません。
赤ちゃんとのコミュニケーション編
昔 赤ちゃんはしばらく泣かせるのがいい
今 赤ちゃんは泣いたらすぐお世話する
赤ちゃんは不快なことがあると泣いてしか伝えられません。お腹すいた、暑い、寒い、痛いなど、新生児が泣くということは、ほとんどの場合すぐにお世話しないといけないです。しばらく泣かせておきなさい!とお世話を阻止されるのは、母性が芽生えている娘さんにとってかなりつらいことですので、お世話しようとしていたら止めないでください。
昔 抱き癖が付くから赤ちゃんはなるべく抱かない
今 「抱き癖」というのは存在しないので、好きなだけ抱っこする
新生児期に、自分の赤ちゃんを抱っこしてスキンシップを取ることによって、娘さんは愛着ホルモンが増え、母性がより強くなります。赤ちゃんも「この人が自分のことを守ってくれるんだ」と安心してくれるようになり、将来大きくなったときに情緒が安定すると言われています。また、直近の効果としても、母子の皮膚が直接触れる時間が長いと、母乳の分泌量が増えることもわかってきています。
昔 赤ちゃんは大人が何を言ってるかわからないし、覚えてないからほっといていい
今 目を見て話しかけてあげないと赤ちゃんは死んでしまいます
大げさだと言われるかもしれませんが、昔のローマ帝国や旧ソビエト時代の某国で、「赤ちゃんに栄養は与え、しっかりお世話をするけど抱き上げない、目を見ない、話しかけない」というお世話の仕方を赤ちゃんに施した結果、ほぼ100%の赤ちゃんが死んでしまっていたそうです。赤ちゃんは人のぬくもりを感じ、コミュニケーションをとらないと死んでしまいます。
そこまで極端な育児をすることはあまりないと思いますが、赤ちゃんは覚えていなくても、大人の人とスキンシップを取り、目を見て話しかけてもらうことで心身の健康を保つことができます。赤ちゃんだから放っておいて大丈夫、ではなく「赤ちゃんだから放っておかない」が大事です。
(とはいえ、娘さんが通常の生活に戻ったら家事などもありますからべったり24時間見続けることはできませんし、見たこと、聞いたことを赤ちゃん自身が処理するために多少の一人の時間が必要なので、全力でずっと見続けなきゃいけない!というわけではありません)
昔 赤ちゃんには時には我慢をさせ、自立心を早期から芽生えさせる
今 早期に厳しくしても効果はありません。要求にすぐ応えましょう
これも「スポック博士」の方針らしく、母が横で何度も言い続けていました。
新生児は自立心など芽生えようもなく、厳しくしたからと言って赤ちゃんにいいことはありません。ちなみに、私自身を「そうやって育てたおかげで、1日中おとなしく寝ているいい子だった!」と母は自信満々でしたが、1歳で低血糖で死にかけるくらい空腹感を訴えないおとなしい子ということを母は忘れています(;'∀')
おむつ・排泄編
昔 布おむつ一択
今 紙おむつが主流だけど、布おむつ派もいる
布おむつを使っている人もいますが、紙おむつを使っている人はとても多いです。紙おむつは使い捨てで便利なだけでなく、お尻が蒸れにくくおむつかぶれができにくい、おしっこやウンチをしたら外側から見てすぐわかる、布おむつよりも漏れにくいなど、たくさんの利点があります。
布おむつにしてあげるのが赤ちゃんのため!というわけではありませんし、布と紙、どっちがより偉いということもありません。娘さんが選んだ方を認めてあげてください。
昔 おむつを交換する場合はしっかり膝を伸ばした状態で抑え込む
今 おむつを交換する場合、膝を曲げたまま、赤ちゃんの足裏をくっつける形で持ち上げる
これは絵にしたほうが分かりやすいですね。おむつ交換の手順はこんな感じです。
足をこのようにあげることで、股関節が脱臼しにくいです。膝をまっすぐにして持ち上げると、赤ちゃんの股関節が脱臼してしまうこともあります。(脱臼して赤ちゃんは痛くて泣いたりしませんので、わかりづらいです)
昔 おむつ交換の度にベビーパウダー(シッカロール)をかけておむつかぶれ防止
今 おむつかぶれは擦らずにお尻を拭くこと、こまめにおむつを交換することなどで防げます
ベビーパウダーやシッカロールは赤ちゃんのデリケートな皮膚には合いません。お尻が蒸れることでたしかにおむつかぶれが起きやすくはなりますが、お尻を拭いた後、しばらく手で仰いでおしりふきの水分を飛ばすことで蒸れを防止することができますし、おむつの種類によってはほとんど蒸れないように設計されている物があります。
おむつの交換のタイミングは、おむつに縦の青い線が出たらです。
おむつのメーカーによっては「まだ全然吸収できるじゃない」と思っていても、赤ちゃんが濡れたおむつを気持ち悪がって泣くこともあるので、赤ちゃんがむずがったり、泣いたりしたらとりあえずおむつを交換してみるのもいいでしょう。
うんちがお尻にこびりついて取れない場合は、ティッシュにたっぷり40度くらいのお湯をふくませ、お尻に当てて、ふやかしてとるのがいいでしょう。
赤ちゃんの温度管理
昔 赤ちゃんはぽかぽか暖める。顔が赤いのが普通
今 新生児は大人より服を1枚多く、それ以降は1枚少なく。お湯はぬるめで。
赤ちゃんの手足はひんやり。お腹や背中、首の後ろはほんのり暖かいくらいが適温です。お腹や背中が厚くなったり、首の後ろが汗ばんでいる場合は暑すぎます。
生後6か月以下の赤ちゃんは、熱がこもると死にやすいです。そのため、適切な室温や着衣というものがあります。
手足に触るとひんやりしているから…と毛布をかぶせたり、靴下や手袋をはめたりすると、上手に放熱ができなくなり、赤ちゃんがぐったりしてしまったり、下手すると死んでしまうことがあります。
良かれと思って下手に暖めすぎないようにしましょう。特に足裏がしっとりしている時は体温調節の真っ最中ですので、下手に室温や衣服を変えると赤ちゃんの負担になります。
沐浴やお風呂の温度は38~40度が適温です。また、お風呂時間が長いと体力を消耗したり、脱水状態になったりします。ですので、服を脱がせてからまた着せるまで10分程度を目安に手早くシャワー・お風呂に入れます。大きくなって体力がついてくるともう少し長くてもいいですが、新生児期は手早くさっとが原則です。
昔 赤ちゃんは室内でも帽子、靴下、手袋を着用
今 室内では帽子や靴下、手袋をつけません
先ほどと重複しますが、赤ちゃんは熱がこもると死にやすいです。ですので、寒い屋外に出る時以外は、肌着などの服だけで十分です。赤ちゃんは頭や手のひら、足裏から熱を逃がして体温調節をしています。
手や足がぽかぽか暖かい時は暑すぎる証拠です。
少しひんやりしていても大丈夫です。
また、産院から体温計でこまめに新生児の体温を測るように娘さんは指導されていると思うので、36.5~37.4度くらいの体温であれば、特に問題視する必要はありません。最適なのは37度前後と言われています。
その他
昔 赤ちゃんは母親と一緒の布団で寝る
今 なるべく硬いマットの上で寝たほうが赤ちゃんに負担が少ないです
赤ちゃんは大人の柔らかい布団で寝ると、体が沈み込み、首が頭と胸の間で圧迫されて窒息してしまうことがあります。そのため、赤ちゃんは硬めの赤ちゃん用の布団やベビーベッド、クーファン等の寝具で寝させる方が安心です。
昔 赤ちゃんと一緒に動けるようにおんぶしてあげる
今 おんぶは早くても生後4か月から
首の座っていない赤ちゃんをおんぶすると、頭を支えきれず、首が変に圧迫されて窒息死してしまうことがあります。ですので、新生児期は基本的に横抱きのみで抱っこします。
一番大事なこと
昔 赤ちゃんが具合悪そう、乳腺炎になった、娘がつらそう 等は母性・根性・気合が足りないから
今 赤ちゃんのお母さんを追い詰めないで!
産後は急激なホルモンの変化で落ち込みやすかったり、イライラしやすかったりします。また、授乳などもなかなか慣れておらず、赤ちゃんの吸う力もまだ弱く、うまく噛み合わずに空腹で泣いてることが多い場合もあります。
そういう時に、もっと〇〇してみたら?頑張りが足りないんじゃないの?母親になったんだからもっと頑張りなさいなどなど、良かれと思ったり、言ってる本人に悪気がなかったりしてる発言が娘さんを追い詰めることになります。
私はもっと〇〇だった!と思うかもしれませんが、その記憶、20年以上前では?
産褥期、あまりにも大変で、昨年産んでるのに記憶をなくしてる友人がほとんどでした。もしかして、お母様の記憶、生後数ヶ月の赤ちゃんのことかもしれません。
娘さんが追い詰められてしまうと、下手すると産後うつになりかねません。善意や気まぐれの発言は意識的に言わないように踏みとどまってあげてください。もうしばらくしたら強く、太々しくなると思うので(笑)
産褥期に娘さんのお世話をするお母様たちへ
産褥期に里帰り出産している娘さんのお世話をしたり、娘さん夫婦のご自宅へお世話しに行ったりするお母様方へのお願いです。
お世話していただくのは本当にありがたいです!まず、大前提はそれです。ほんと感謝感謝。
でも、母と揉めに揉めた私からちょっとお願いがあります。
もしよかったら目を通してください。
産褥期のお母様の役割
「娘」の世話をするという心構えを持つ
新生児のお孫さんかわいいですよね~。抱っこしたり、ずっと眺めてたりしたいですよね~。おむつ替え、着替え、沐浴…新生児の世話ってエンドレスですし、やりたい、やってあげたいのはわかりますが、もし娘さんが特に医者から安静を命じられているわけじゃないなら娘さんにやらせてください。
今後もずっと同居をするのなら、母乳を上げる以外の育児をおばあちゃんに当たる人がやっても問題は少ないかもしれませんが、同居をしないのなら娘さんが「母」として自分のお子さんのお世話をすべきです。新生児の貴重な期間、赤ちゃんに構いたいかもしれませんが、娘さん自身ができないとはっきり言ったこと・お母様に手伝ってほしいとお願いしたこと以外はしないでください。
母親1年生の娘さんをはたから見ていると、手つきがおぼつかなくてやってあげたくなるかもしれませんが、とりあえずは見守っていて上げてください。
お母様にやってほしいこと
個人的に(自分の経験を踏まえて)考えると、母にはこうしてほしかったなぁ、こうしてくれてありがたかったなぁということを連ねてみます。
娘さんを寝させてあげる
新生児期間、赤ちゃんは頻繁に授乳が必要ですし、モロー反射でびっくりしてすぐ泣きます。泣いていない、赤ちゃんがすやすや寝ている時間は娘さんを寝かせて上げてください。
私の母は、日中ずっと私に話しかけてきて、私自身寝られませんでした。
ご実家に里帰りしている場合、お祝いを持ってきてくれた親戚やご近所の方に赤ちゃんをお披露目したい気持ちもわかりますが、なるべく話をもりあげず、赤ちゃんが泣き始めたらすぐに帰るように促してください。
人の前で授乳するのには抵抗があります。
里帰り期間が終わったら赤ちゃんを見せられないから…と、退院後の娘さんとお孫さんにみんなを会わせたい気持ちもわかりますが、新生児期間は夜中も連続して1時間ずつくらいしか寝られないので、日中できる限り寝ないと体力が回復しません。
お願いです。赤ちゃんが寝ているなら、娘さんも寝かせて上げてください。
赤ちゃんの育て方に口を出さない
完全母乳、ミルクとの混合、完全ミルク…いろんな育て方があります。娘さん自身の体の事情もあれば、赤ちゃん自身の体力や飲み方で、二人にとって最適な栄養素というものがあります。
入院中、助産師さんからミルクの足し方や授乳の仕方について娘さんは十分アドバイスを受けています。それは最新の医学的知見に基づくものですし、娘さんがお世話になる産院のポリシーでもあります。お母様のアドバイスは一昔前のものであったり、産院のポリシーと違うものであったりするので、どうか「違うんじゃないの?」と思っても、静かに見守っていてください。
お母様に色々言われてしまうと、赤ちゃん、産院、母親からの三方向からの板挟みにあってしまい、娘さんがつらくなります。産後の疲れているときにそのつらさを経験するのは本当にしんどいのです。言われた娘さんも口答えもすると思いますし、言葉を選んでいる余裕がないのでケンカになると思います。ケンカを防止するためにも、赤ちゃんのお世話方法は娘さんにお任せしてください。
授乳の邪魔をしない
母乳育児をしている場合、0~3か月までは赤ちゃんが欲しいままに頻繁に授乳することがとっても重要です。何度も赤ちゃんに乳首をくわえせることによって、母乳の分泌が促されます。
授乳は3時間おきまでにしなさいという制限はありません(赤ちゃんが眠り続けているならば、最低でも3時間に1度は飲ませないと赤ちゃんの栄養不良につながるし、母体の母乳の分泌量が減るよ、ということなので)。もっと頻繁に赤ちゃんが母乳を飲みたそうならば飲ませればいいのです。
人によっては泣く前に「赤ちゃんのおなかがすいたサイン」をくみ取って、泣いていない状態で授乳しますが、それを否定しないで下さい。赤ちゃんが泣く前に授乳をすることによって、「泣かなくてもちゃんともらえる」と赤ちゃんが分かってくれて、穏やかな赤ちゃんになる、という考え方もあります。
また、来客や男性の家族がその場にいると、授乳しづらいので、赤ちゃんの授乳が始まるのであればその人たちをいったん退室させるか、娘さんがその場を離れるのを離れるのをよしとしましょう。
栄養たっぷりの食事を作る
特に葉野菜やたんぱく質、鉄分が重要ですが、娘さんが食べたがっているならお餅だってなんだって出してあげてください。水銀、アルコール、カフェインなどは母乳にいってしまい、赤ちゃんの健康を損ねますが、餅を食べたから母乳が出すぎるとか、チーズを食べたから乳腺が詰まるとかはありません(娘さんが乳製品を食べるのに抵抗を示したら無理に食べさせる必要はありません)。
小松菜やホウレン草、モロヘイヤなどの葉野菜は毎日。それ以外の緑黄色野菜も多めに入れた食事を娘さんに作ってあげてください。ブロッコリーも体にいいです。
出産で血液を多少なりとも失っているので、鉄分も大事です。お肉も出してあげてください。
水銀については、マグロ、サメ、深海魚(キンメダイ、キンキダイ、アカウオ、ムツ、ウスメバル、ユメカサゴなど)、クジラ、イルカに多く含まれるので、それらの魚は避けて、娘さんが好きなお魚を料理して上げてください。
手軽に食べられるものを作る
私の母は、汁に入った麺料理を頻繁に作っていました。ですが、授乳を優先すると出来上がってすぐ食べられることは稀で、ほとんど伸び切っていました。湯船に入れない、夜も満足に寝られない、テレビを見たり本を読んだりする余裕もない、という状態の中で食事は唯一の楽しみであり癒しでした。
なので、伸びないもの、冷えても温め直しておいしく食べられるものを作ってあげてください。
あと、母はステーキもしょっちゅう焼いてくれましたが、ナイフフォークで切るのが煩わしかったです。時間がもったいないと感じてしまいました。一口大に切ってほしいとお願いしましたが、ステーキは自分で切ったほうがおいしく感じるからと受け入れてもらえませんでした。つらっ。
食事はお箸で簡単に食べられるものがおすすめです。あと、完全母乳ですと頻繁にお腹がすくので、片手で手軽に食べられる肉巻きおにぎりやマグカップに入れた野菜たっぷりのスープなどをおやつとして出してくれるのもありがたいです。
掃除、洗濯など
娘さんは赤ちゃんの衛生状態がとても心配です。「多少汚れていたほうが免疫が…」というのは、もう少し赤ちゃんが大きくなって体力がついてからのこと。産褥期のうちは、なるべく赤ちゃんの居場所をきれいにして上げてください。そして、赤ちゃんに触る前は手洗いをお願いします。
洗濯も、赤ちゃんの着替えが多いので、回数は普段よりうーんと増えます。娘さんがいないときの倍くらい洗濯機を回すと思ってください。
また、ご自身やほかのご家族の服も、着たらすぐに洗って、なるべく清潔にしてください。
育児に娘の夫も参加させる
共働き世帯が増えた今、夫も自分の子供の育児に参加するのは当然になっています。今や男性の育児は「余裕のある時に手伝うこと」ではなく「夫婦二人で協力し合うもの」「夫婦二人で手分けして行うもの」になってきています。
もし、手伝いに行った娘さんの家で、娘さんの夫が育児に協力しているならば「男に○○させて…」などと言わず、見守りましょう。
また、娘さんの夫が家にいる際、お母様におむつ替えや沐浴をお願いするよりも、娘さんは自分の夫にやってもらいたがるかもしれませんが、それは「母親に頼みたくない」のではなく、「最初から夫にやってもらう癖をつけたい」という娘さんの戦略です。やらせてあげてください。
里帰り出産をしている場合、娘さんの夫が泊りに来たり、近所に住んでいる場合は仕事帰りに寄って長居をしたりすると思います。ちょっと面倒くさいと思いますが、娘さんの夫がきちんと父親として自覚を持ち、育児をきちんと分担して行う意識を芽生えさせるための手段・作戦だと思って受け入れて上げてください。
娘さんを時には甘えさせてあげる
新生児はかわいいですよね。ご家族も、来客も、赤ちゃんにメロメロになります。でも、新生児を抱えている娘さんも産褥期にある「褥婦」です。とても疲れています。妊娠中は今まであった大量の女性ホルモン(通常の20~200倍と言われる)もなくなり、今まであった多幸感も薄れ、イライラしやすい、不安になりやすい、落ち込みやすいなど精神的に不安定になっています。
それに加えて睡眠不足です。睡眠不足は本当につらいもので、アメリカ一屈強と言われる海軍の特殊部隊の拷問訓練の一つに「寝ない」というものがあるくらいです。
みんな「赤ちゃん赤ちゃん」と赤ちゃんばかりかわいがっていて、つらい自分のことは蔑ろ…と娘さんは孤独感を感じることもあるでしょう。育児についての不安を感じて泣いていることもあるかもしれません。
色々アドバイスをされても困ってしまうかもしれません(寝たほうがいいとか、休んでたほうがいいと言われても、赤ちゃんが泣けば世話をしないといけないし)。その場合、何も言わずに背中をなでて上げたり、昔好きだった料理を作ってあげたりしてください。
その都度その都度「ありがとう 」とは言う余裕が娘さんにはなくても、ちゃんと心の奥底で娘さんはお母様に感謝をしていると思います。
お母様へのメッセージパート2「今と昔はこんなに違う」もよろしければご覧ください。
持っていってよかった入院セット
一応、ほかのブログを参考に色々と荷造りしていたけれど、一足先に出産したママ友さんたちが入院中や退院直後にラインで「これあってよかったよ」とか「これ、持っていったらよかったー」とか、色々教えてくれた!
お産直後、入院中に最低限必要なものは病院から教えてもらえるし、すでにほかのブログにも載ってたりするけど、病院からのリスト以外に「持ってきてよかったー!!」ってものをご紹介〜。入院中に下書き書いてたけど、退院したらブログどころではなくなった…。育児って思いのほか時間と体力使うわー。
- 着圧ソックス
- ピアバーユ
- 母乳パッド
- おひなまき
- ノンアルコール除菌ウェットティッシュ
- リンスキンL
- 体をふくシート
- おやつ
- ナイトランプ
- カメラ系
- 持って行ってもよかったかも
- 育児日記
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