産褥期の過ごし方〜里帰りする?
色々妊娠前に知っている方だと思ってたけど、妊娠するまで全く知らなかった言葉…それは「産褥期」!
産後の6週間から8週間の期間のことで、その間に母親がきちんと休んでないといわゆる「産後の肥立ちが悪い状態」に。
赤ちゃんが生まれてから子宮収縮が始まるんだけれども、これがうまくいかずに
- 下からひどい出血で貧血
- お股から子宮が飛び出す
などのトラブルが発生したり、お産に向けて広がった骨盤がグラグラしているために家事で無理すると
- 腰痛
- 恥骨痛
- 尾てい骨痛
などがいつまでたっても治らなくて、立ってても寝てても座ってても激痛とか。
ひぇー!
産褥期に無理をすると、老後に響くとかいう話もあるし…!
産褥期の過ごし方
今は昔ほど家事が重労働ではなくなったものの、産後2週間は家事ゼロで赤ちゃんの世話のみができる状態が望ましいとか。知らなかった…。
3週目からは 洗濯物をたたむ
4週目からは 洗濯物を干す、簡単な調理をする、ワイパーでの掃除など、負担の少ないもの
その後は1ヶ月健診の結果次第で、負荷を増やしていって、6〜8週には通常運転が理想的とか。(あまり長く怠けすぎると、体力が落ちてその後の子育てに支障が出る)
なので、産褥期をどう乗り越えるのかは割と早くに考えた方が良い。親がまだ現役で仕事してる場合や、ほかに兄弟姉妹がいてそっちが里帰りの予約を先にする可能性がある場合とか、色々あるし。
里帰りしないなら
出産までに家の中を整理して、夫や世話しに来た母親が家事をしやすいように調味料の保管場所をまとめたり、ラベル貼ったり、掃除道具や消耗品の保管場所もわかりやすくしないといけない。
それを一気にやると疲れるので、日々の家事の中でちょいちょい整理をしていく。あ、これ、里帰りする場合でも夫に家をメンテナンスしてもらうために必要だった!里帰りしてもしなくても、整理整頓重要!
家事代行サービスを利用するとか、ネットスーパーで買い物をするとか、料理は宅配サービス使うとか、そういう工夫も今ならやりやすいし、必ずしも里帰りはしなくていいのかもしれないが、夫がどの程度やってくれるのかは見極めないといけないよね。赤ちゃんいると、洗濯物の量が半端ないのに、そういうの一切やらない夫なら誰かの援助が必要。
里帰りするなら、いつから里帰りするのか。
働いているなら、産休中に出産準備が終わってなくて、里帰りしてから色々買うことになるかもしれない。最悪、出産に間に合わない可能性も。体調不良等で何も買いに行けなかった場合を想定して、アマゾンのほしい物リストにちょっとずつ出産準備グッズ、新生児用グッズを入れておくのもおすすめ。
「検討中・まだ買わない」、「妊娠8か月」、「臨月」、「産後1か月」のリストを私は作った。
「検討中・まだ買わない」は雑誌やネットで見かけて「あ!いいかも!」と思いつつ、「本当に要るのか?」と後で冷静に検討するためのリスト。このリストから本当に必要そうなものを移動させてた。「妊娠8か月」は、水通しをするとか、何かしらのアクションが必要なもの。「臨月」は早めに出産してしまった場合でも、特に何かアクションが必要なものではなく、入院中や退院時にあればいいものという感じ。
どうやって里帰りする?
里帰り先までどうやって行くか。近場ならタクシー、遠くなら車?電車?新幹線?退院してから親が車で迎えに来てくれるスタイルの里帰りするなら、昔と違って今はチャイルドシートが必須。親世代は「抱っこしてれば大丈夫」と思ってるかもなので、ちゃんと自分でチャイルドシートを手配することを忘れずに。
→レンタルが便利。配送料高いけれど、1,2回しか使わないのならレンタルがお得!バラバラな期間に何度か使うならば、購入も検討。
|
どのタイミングで自宅に戻る?
助産師さん曰く、あまり夫と離れていると、父親になる実感が芽生えないまま家族での生活が始まるので、里帰りは必要最低限がオススメらしい。
オススメタイミングは、1ヶ月健診で「問題ない」と言われたら。あまり長く親の世話になっていても、体力が落ちてしまって後々の子育てに支障が出るし(あと、産後はホルモンの変化で実の家族にさえも敵対心が湧いたりするので、あまり長期間一緒にいるのもストレスになりがち。実の親子はお互い遠慮しないし)。
しばらくの間は、家事で手抜きができるように色々なサービスに登録しておくのもいいかも。
あ、ただ、夫には「家をできる限り綺麗にしておいて」「洗い物はしておいて」「ゴミは捨てておいて」など、帰宅時に自宅がぐちゃぐちゃになっていないように指示だしておくこと。家に帰って、部屋がぐちゃぐちゃでカピカピの洗い物が積み上がってると本当にしんどい。里帰りするとしても、妊娠中に夫の家事スキルをある程度向上させておく必要はあるかも。
親に家に来てもらうパターンなら
親がどこに寝るか決定、親にわかりやすいように調味料や消耗品類を整頓、何をしてほしいかリストを作っておく(下手すると、子供の世話はおばあちゃんがやるから、家のことはあなたやって!となる可能性あるので、ちゃんと意識のすり合わせを)。
1か月健診くらいまでいてもらうとちょうどいい。
親がずっと家にこもりっぱなしだと実の親子でもつかれる可能性があるので、1、2回気分転換に夫にどこかに親だけ案内してもらえるように、妊娠期間中「近場でどこに親をつれていくか」を夫と話し合いながらお出かけをしてみる。(ちょっとしたコーヒーショップとか、普段は行かないやや高いスーパーとか、近所のパン屋さんとかでオッケーかと)
産褥期を乗り越えるには
親に頼る、夫に頼る、有料サービスに頼る以外にも(それと併用して?)
- 便利家電に頼る
- 時短料理をする
- その他、楽な方法で家事をする
ということも出来るよ。家事の負担を軽減させると、産褥期だけでなく何をやらかすかわからない赤ちゃんとの生活がぐっと楽になる。
里帰りや親に自宅に来てもらってお世話してもらう場合、親世代と自分たち世代ではだいぶ赤ちゃんのお世話の仕方に差があることを知っておくことも重要かも~とこんな記事も書いてみました。